奨学金全額免除
最近、日本学生支援機構(通称JASSO)から通達が来ました。
結果から言うと、全額免除でした。私は2年簡で毎月5万円給付されていたので計120万円免除です。今回は免除されるまでの経緯、大学院での学生生活のどこが点数で加算されたのか共有したいと思います。
以下、私が所属していた大学院での評価項目です。具体的な点数については各項目で述べていきたいと思います。
- 学位論文その他の研究論文
- 大学院設置基準第16条に定める特定の課題についての研究の成果
- 著書、データベー スその他の著作物
- 発明
- 授業科目の成績
- 研究又は教育に係る補助業務の実績
- 音楽、演劇、美術その他芸術の発表会における成績
- スポーツの競技会における成績
- ボランティア活動その他社会貢献活動の実績
- まとめ
1. 学位論文その他の研究論文
①大学院でにおける研究活動等に関する業績
学位論文、研究論文が優れている場合(A=100点、B=80点、C=60点)
修士論文を書き終え、教授にA評価を頂きました。ここでの評価は教授によって様々、各々が研究に対してどう取り組んできたのかによって変わるものだと思います。
②専攻分野に関連した学外における教育研究活動等に関する業績
イ.学会等で受賞した場合(30点)
修士2年の秋、学会で奨励賞を受賞しました。
ロ.学会で発表し又は学術雑誌に掲載され、高い評価を得た場合(30点)
著者は教授ですが、内容に私の研究内容の一部等を記載して頂いたので共著として学術雑誌に載りました。
また2年間で約15回の学会に参加していたこと、後輩の共著にも載っていたことから、自分が関わっている論文等全て申請しました。書類等証明となるものの準備が大変でした、、
ハ.新聞等へ掲載され、高い評価を得た場合(30点)
ある学会で運よく記者の方から撮影させていただきたいとの声がかかり、研究開発したロボットと一緒に新聞に載ることが出来ました。
この項目で190点獲得することが出来ました。
2. 大学院設置基準第16条に定める特定の課題についての研究の成果
おそらくですが、この項目では特定の課題に対する研究成果が問われているのだと思います。
正直あまり分かりません、、周囲にも点数を取っている人はいませんでした。
3. 著書、データベー スその他の著作物
ここもわかりません、、ただ難易度が高い印象でした。
4. 発明
特許です。番号さえ取得すればJASSOに申請できるので、実際に特許として認定されるかどうかは別です。
私はどうしてもこの項目で点数が欲しかったので、卒業するまでに特許申請だけでもと教授にお願いしていました。また元々研究室で特許を取得したことが過去に合ったので、申請自体は円滑にいきました。
30点獲得です(計220点)。
5. 授業科目の成績
大学院での履修科目での成績です。私は11科目履修していました。
A評価(50点)を取得するには9割以上「優」評価
B評価(40点)を取得するには8割以上「優」評価
C評価(30点)を取得するには6割以上「優」評価
私は5科目しか優をとれませんでした、、後悔もしています。
6. 研究又は教育に係る補助業務の実績
大学院で2年間TAと外国人留学生のチューターをしていました。もちろん、1つでも申請可能で、私みたいに2つ申請したとしても取得できる点数は変わりません。ただ実際に業務をしていたことがわかる証明書的なものがあれば残しておきましょう。
30点獲得です(計250点)。
7. 音楽、演劇、美術その他芸術の発表会における成績
研究関係なく、部活動等での成果が評価される項目です。
私はもちろん何もしておらず、、、
8. スポーツ競技会における成績
研究関係なく、部活動等での成果が評価される項目です。
もちろんここも何もしておらず、
9. ボランティア活動その他の社会貢献活動の実績
私はある病院でロボットのデモンストレーションをしたり、高校生に研究紹介をしていました。
学会ではなく、ボランティアとして活動することが重要です。私は教授の紹介でやりましたが、相手方の印鑑の証明が申請する際必要になるなどここでも証明書となるものが必要です。
30点獲得です(計280点)。
10. まとめ
実際280点で申請はしましたが、免除となった点数が280点だったかどうかは分かりません。というのも、各項目で証明書となるものが必要なので、不足があると加点されません。私は①2ロでかなりの数の学会の証明書を提出しました(論文やHPのコピー等)。もちろん、複数出しても1つだしても点数自体は変わりません。
ただ個人的には多く出しておくとなんかいいことあるかもという感覚で片っ端から提出していました。因みに大学によって基準は異なりますが、私の大学では250点以上が全額免除、220点あたりから半額免除になっていると思います。ではまた。